パキラ・パラソル
傘を広げたようなのでパラソルと言われています。
パキラの育て方のポイントは、季節によって水やり頻度を変えることと、できるだけ日当たりのいい場所に置くことです。
室内で育てるときは、窓越しの日光があたる場所で育てるのが理想です。また、日陰に強いので、明るい日陰ほどの場所でも育ちます。ただし、あまりにも日当たりの悪い場所に
置くと、徒長(枝が間のびすること)が起きてしまい、全体のバランスが崩れてしまいます。
この場合は、1週間のうち数時間だけでも日当たりのいい場所で日光浴させてあげるといいです。
真夏の直射日光は避けたいので、レースカーテンで日光を遮断させてたり、半日陰で管理するようにしましょう。夏の直射日光に当てすぎると、葉焼けを起こしかねないので注意してください。
夏の水やりは、土の表面が乾いたら、朝の涼しい時間帯に鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりするのが基本です。もともとパキラは湿潤を好む植物で、とくに4〜9月の暖かい時期は
生育期といって、パキラがぐんぐんと成長する時期なので水の吸い込みも早いです。
鉢や株の大きさや鉢の素材にもよりますが、夏は毎朝水やりするくらいでもいいでしょう。
ただし、根っこも呼吸をしているので、土がずっと湿った状態だと窒息して「根腐れ」という状態になってしまいます。必ず土が乾くのを待って緩急を大切に水やりしましょう。
冬の水やりは、土の表面が乾いたら4〜5日後に、日中の暖かい時間帯に鉢底から流れ出るまでたっぷり与えます。夏より頻度は落としますが、水やりの量は変えません。
また、水温は15〜20度ほどの生ぬるいくらいの温度で水やりしましょう。
水が冷たすぎると弱るので水温には注意してください。
秋から徐々に水の量を減らしていきます。冬はやや乾燥気味にしたいので、土が乾いてから数日後に水やりを行いましょう。
真冬の気温が15度以上になる地域では、通常と同じ水やりでも構いません。
寒さが苦手なので、冬の時期は室内の日当たりのいい窓際に置いて、ガラス越しの日光をよく浴びせるようにしてください。
冬越しするには、5度〜7度以上の気温が目安となっています。
室内に置いていたとしても、とくに夜間は窓際など気温が下がりやすいので、気温が5度以下にならないように注意して育てましょう。