クワズイモ(アロカシア)
クワズイモは葉よりも地上部で膨らむ根茎が魅力的な観葉植物です。
クワズイモは葉の観賞価値は低いものの、最大で60cm程度の大きな葉を展開させます。
耐寒性も弱くはなく、温暖な地域であれば屋外越冬ができるため観葉植物の中でも育てやすい。
暖かい季節はできるだけ屋外の日当たりの良い場所で育てるようにします。
午前中直射日光の当たる場所か寒冷紗などで遮光をした風通しの良い場所に置きましょう。
葉焼けをするようであれば遮光率を高くします。
内で育てる時は直射日光の入る窓辺など明るく風通しの良い場所に置きます。
育てているうちに徒長をしてくるようであれば屋外栽培に切り替えましょう。
また、クワズイモにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。
冬越しは暖かい室内で行った方がよいでしょう。
生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。気温、湿度ともに高い時期は腰水(※)で管理してもよいです。
クワズイモを腰水で管理する場合は風通しの良い場所に置いて蒸れないように気を付けましょう。
気温が低い冬など、クワズイモの生長が止まったら水やりを控え、一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。
また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。
葉水をする時はクワズイモの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。
※
鉢よりも一回り大きなバケツなどの底に穴が空いていない容器に水をはり、そこに鉢を入れて長期間鉢底から底面吸水する管理方法のことを「腰水」と言います。